スリーピークス八ヶ岳トレイル

週末はスリーピークス八ヶ岳トレイルにボランティアスタッフとして関わってきた。

今回はエントリー合戦に敗れたんだけど、色んなとこで去年のレポートを見ていてずっと気になっていた大会だったから空気感を知るためにもスッタフとして参加することにした。

レース未経験の僕にとってこのスリーピークスが人生で初めて足を踏み入れたトレイルランニングレース会場。
結果を先に言うと、

本当に参加して良かった!!

他のレースのことは分からないけど、スリーピークスに関してはスタッフとしてでも今後も関わり続けたいと思える大会だった。

それは主催者の思いであったり、多くの選手が楽しそうに走っている様子だったり、日本のトップランナーが集結する場であったり、地元が一体になっている空気感であったり、スタッフみんなが山好きで翌日朝早いのに夜中酒盛りして話題が尽きないことだったりと、本当に色んな事が要因になっていると思う。
会場のテンションは終始とてもテンション高く良い雰囲気。
景色、選手、スタッフそれぞれがお互いに高め合っていたような気がする。

僕は分岐誘導で38kと23kの両方が行きも帰りも通るポイントだったので、知り合い含めて沢山の人に声を掛け続けた。
トップランナー達の速さには驚かされたし、行きも帰りも笑顔の人を見ると嬉しくなったし、しんどそうにしている人に声を掛けて感謝されるとスタッフの重要さを認識できたし、この2日間で多くのものを得ることが出来たと思う。

今後スリーピークスにエントリーされる予定の方、きっと次回以降もクリック合戦になるでしょう。
でも、エントリーできなかったからといってその日に別の予定を入れるのはちょっと待って欲しいです。
可能ならば是非スタッフとして参加してみてください。
そこで見てきたもの、感じたことを人に伝えて、それがどんどん広まれば大会自体も盛り上がっていくし、今トレイルランニングに向けられている厳しい目も変わってくると思います。

タイムを競うということを否定はしないし、速くて強い人がいないと憧れが生まれないし経済的にも業界が成長しないとも思ってる(僕自身Anton Krupickaに憧れを持っている)。
でも、「レースにはタイムを競う以外の楽しみ方がある」ということを広めるのも今のトレイルランニング事情を好転させるために大切な気がした。

僕は今年からレースの経験を積み始めるような奴です。
だからこそ、何の抵抗も無く「レースにはタイムを競う以外の楽しみ方がある」ということを追求出来ると思う。
それは「トレイルランニングレースも山の楽しみ方の一つである」という認識を生むことに繋がるかもしれない。

大会前日の夜に事務局の方と話していた時に出た言葉。
「今トレイルランニングが置かれている状況を変えるのは数十年戦争になる」
僕もそう思っているけど、その戦争を少しでも早く終わらせるために行動していきたい。

とりあえず、次回のスリーピークスには選手として出場だ。
それ以降はスタッフと選手を両方やりながら関わっていけたらいいな。

そんな風に思える素晴らしい大会でした!

選手、スタッフ、地元の方、応援に駆けつけた方、会場になってくれた八ヶ岳、周辺の山々全てに感謝です。






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